自分の開発系人材としての価値を最大化したい!社内SEからPMOへの挑戦
2024年12月23日

転職を決意した背景
―― Aさんが転職を決心した背景について教えてください
転職活動に取り組むきっかけは「自分のキャリアや価値に対する不安」でした。前職では社内SEとして働いていたものの、本当にやりたかったこととは異なる道を歩んでいる感覚がありましたね。
それで、実は2022年10月から転職エージェントに登録しました。
―― 当時はすぐに転職活動を始められたのでしょうか。
いえ、そのときは転職希望はなく、「自分の市場価値を知りたい」という動機で転職エージェントにコンタクトを取ったんです。実際は「もう少しエンジニアとして力をつけなきゃ」と強く思いましたね。
というのも、当時の社内SEの業務は「Excelの効率化」などでVBAやマクロを扱うことが多く、本格的なコーディングは、ほとんどなかったんです。なので、経験が不足していると思っていました。
ただ、そんななか2026年に社内システムのリプレイスを行うことが決まったんです。これで経験を積めると思い「2026年までは在籍していよう」と思いましたね。
―― 当時はエンジニア一本でキャリアを考えていたんですか?
そうですね。普段から勉強会などに顔を出すことが多いんですが、ある勉強会で「2025年の崖」を知ったんですよ。経済産業省のレポートに出てきた言葉で、IT人材不足や、レガシーシステムの限界が確実に起こることが書かれています。
それで、エンジニア的な知識は今後も需要があると思い、この領域で経験を積みたいと考えていました。
しかし、社内SEだと、どうしても社会的インパクトを出せる商材を作れないんですよね。どれだけがんばっても自分が作ったアプリケーションや機能が使われるのは、100人程度で、正直もどかしさを感じていました。
だんだんその焦りが大きくなってきて「システムのリプレイスがある2026年まで待てない」と感じて、2023年ごろから本格的に転職活動を始めました。
転職を決意した背景
―― 転職活動をはじめて、最初はどんなアクションを取りましたか?
もともと登録していた転職サイトを使って、エージェントさんと連絡を取るようになりましたね。それで、最初はいろんな方とお話しながら、企業を受けていきました。keio careerさんもそのなかで出会いましたね。
―― 転職活動はスムーズに進みましたか?
正直いうと、かなり苦戦したかなと思います。最初は他の転職エージェントの方とよくやり取りしていたのですが、自分の希望にあまり即していない企業をたくさん紹介してもらい、うまく進みませんでした。
また、内定をもらった企業もあったのですが、他の企業を優先して、結果的に落ちてしまったり……。ついてなかった部分もありましたね。
そんななか、最後までkeio careerさんにはメンタル面も含め手厚くサポートしてもらったと思っています。
―― 転職軸はどこだったんですか?
最初は規模の大きい企業や、有名どころの企業に目がいっていたように思います。ただ、だんだんと、会社規模ではなく「自分がやりたいこと」「大事にしたい部分」「会社の理念」などを重視するようになりました。
私でいうと、エンジニア知識は持ちつつ、プロジェクトマネジメント側にステップアップしたかったんですよね。だから、PMOの経験を積める会社を探していました。
結果的にコンサルティングカンパニーのPMOとして転職できたので、今はすごく満足していますね。
―― 実際、転職されて、いかがですか?イメージ通りに仕事ができていますか?
想像していた通り仕事ができています。やっぱり、私自身PMOの業務は初めてでしたし、何よりプロジェクトベースで顧客と対面しながら働くことも初めてでした。なので、戸惑う部分もありますが、成長できている実感はありますね。
社内SEだと、依頼されたタスクも断ったり、期限を長めに設定したりと、柔軟に対処できますが、顧客とのプロジェクトだとそうもいきません。間違いなく、前職より成長できる環境に身を置いている実感はあります。
転職を決意した背景
―― 実際、Aさんは転職に成功されたと思いますが、あらためて成功要因を振り返ってみていかがでしょうか。
転職活動の中で、正直さを貫いたことが成功の鍵でした。「ケイパビリティを過剰に盛ることなく、自分がどういう道に進みたいかを正直に語った」ことで、企業とのミスマッチを防げたと思いますね。単に内定を得ることが目的ではなく、自身の価値観ややりたいことを軸に企業を選んだからこそ、正直さは大事にしていました。
市場としても終身雇用はもうないと思っていますし、そう考えると大手企業や有名企業に入社することがゴールではないですよね。そういう意味でも「自分が何をしたいのか」「どんな経験を積みたいのか」を正直に会社に伝えて、個々の能力を伸ばすことが重要だと思います。
―― 本日はありがとうございました。