もっとチャレンジングな仕事を!事業会社からコンサルへの転職を決めた理由
2024年11月6日
keio careerは慶應義塾大学出身者に特化した転職エージェントです。この連載記事では、私たちのサポートを受けて転職に成功した卒業生のリアルな声をお伝えします。
キャリアへの葛藤、転職を決意したきっかけ、そして新たなステージで感じた喜びや課題……。慶應卒ならではの視点で語られる転職の実情と、その先に広がる未来をぜひご覧ください。あなたの次のキャリア選択に、きっと役立つヒントが見つかるはずです。
転職を決心した背景について
―― 菊池さんが転職を決められた背景について教えてください
転職を決心したのは、2022年の3月ごろですかね。大きく2つの理由があって転職を決めました。
1つ目は、前職で勤めていた会社の事業に将来性を感じなかった点ですね。このまま勤め続けていても、自分のキャリアとしても置いていかれてしまうなと感じていました。なので、今後は将来性のある業界で働きたいと思っていましたね。
2つ目はもっと自分で考えてチャレンジングな仕事をしてみたかったからです。前職は良くも悪くも教育体制がしっかりしている会社だったんですね。だから、なかなか仕事が回ってこないというか、簡単なタスクしか任せてもらえなかったんですよ。ストレスはなかったんですが、やりがいもあまり感じられませんでした。
―― なるほど。2つ目の部分でいうと、裁量権があまりなかったんですね。
そうですね。あらためて考えると、商材の単価がかなり大きかったので、20代の私に任せるのも不安だったんじゃないかなとは思います。ただ、物足りなさは常に感じていましたね。
転職活動について
―― そこから転職活動を始められたと思いますが、どんな手段を用いて進めましたか?
今回で2回目の転職になるんですが、1回目は割とメジャーな転職サイトに登録しました。それで今回はあえて大手の転職エージェントを外してみようと思って、いろんなエージェントさんとコンタクトを取っていたんですよ。
そのなかでkeio careerさんにお声がけいただきました。最初にメッセージをいただいたときに「慶應義塾大学特化型」という文言を見て、興味を惹かれましたね。「なかなか尖った組織だなと思いました(笑)。
―― なかなか出身大学に特化した転職エージェントってないですよね。
そうですね。やっぱり出身大学でカットすると、マーケットはそんなに大きくないじゃないですか。業界特化型のエージェントさんは多いと思いますけど。
そのなかで慶應出身の自分としては「三田会との結びつきがある」という点についてすごく興味が出ました。自分はそこまで大学の人間関係が広いわけではないのですが、やっぱり社会人を通して感じたのは「コネクションがすごく大事」だと思ったんですよね。
「いつもよくしてもらってるし、契約しますよ」という話はよくあると思うんですが、転職に関してもコネクションがあると紹介してもらいやすくなったりしますよね。同じ慶應出身の方だと似たようなキャリアを通っている方も多いと思います。
また、他の大学より、先輩・後輩の結びつきが強固なのが慶應の特徴でもありますよね。そこを最大限利用したいなと思い、keio careerさんにお願いしようかなと思いました。
―― keio careerをご利用いただいて率直にいかがでしたか?
ぶっちゃけて言うと、他のエージェントさんも並走して利用はしていたんですよ。他のエージェントさんもキャリアの希望にマッチした企業をおすすめしてくれてはいましたね。
ただkeio careerさんは他のエージェントさんと違って、企業側にプッシュしてくれていました。エージェントさんが企業側とリレーションを築けているからこそ、こうした一押しができるんだと思いますね。
例えば、現職の企業の1次面接で正直、ちょっと上手くいかなかったんですね。その際にkeio careerのエージェントの方に「どうしても受かりたいのでプッシュしていただけませんか」と依頼をしました。
その後にエージェントさんから「慶應出身の方がそれなりのポジションにいる企業だから、推薦しておきます」とお返事をいただきました。その結果もあって内定をもらったから、いま所属できている部分もあるので、感謝してますね。
実際に入社して
―― それから実際に入社してみていかがでしょうか。
はい。もともと不満だった「裁量権の少なさ」は払拭されたと思っていて、自分で考えながらチャレンジングな仕事ができています。
難易度が高い仕事を任せてもらえているのが、とてもやりがいがありますね。また上司も成長をサポートしてくれるので、転職してよかったなと思えています。
―― 今後のキャリアプランなどはありますか?例えば10年後などいかがでしょうか。
前職もそうなんですが、私はもともと事業会社でプロジェクトマネージャーのような仕事をしていたんです。当時は、与えられた仕事に対して、どこまでコミットして成果を出せるかが求められていました。
事業会社なので、すでに事業の上流の方向性が定まっていて、その方針に沿って、プロジェクトをマネジメントするのが業務だったんですね。
ただ、10年後、自分が40歳になったとき、それではいけないと思っています。会社の方向にならうのではなく、自分でビジネスの種を考えて、ちゃんと事業化できるような人間になりたいなと思っていますね。
今の会社はまさにこうしたゼロイチでの働き方がメインなので、上司や同僚から刺激をもらいつつ、事業化のスキルを磨けたら嬉しいなと思いますね。
―― ありがとうございます。菊池さんはお伺いしたなかで、かなり転職に成功されている印象なのですが、これから転職を考えている慶應出身の方にメッセージをいただいてもいいですか?
先述した「10年後どうなりたいか」という話は、現職での面接でも話したんですよ。個人的には、面接のときに「自分の言葉で喋れているかどうか」が、かなり合否に関わるんじゃないかなと思っています。
いまは私も応募者を選考する側として面接官をしているんですが、やはり採用担当の立場からしても「自分の言葉でちゃんと話せているか」は意識しながら聞いていますね。
やっぱり知識を上辺だけ知っていて、借り物の言葉で喋ることもできると思うんですよ。それなりのことは言えると思うんですけど、真剣にじっくり聞いてみると、あまり具体がなく「結局何も言っていない」みたいな方って多いと思います。
その要因として「ちゃんと理解できていない」という問題があると思っています。「理解できていない」とかみ砕くと、論理的に把握できていないということにつながるんですね。なので、明らかにすごい熱意を持って喋ってはいるんですけど、話が伝わってこないんです。
なので転職に成功するためには、自分で話せる状態になるために「自己分析」「入社したい理由」などをちゃんと理解しておくべきだと思いますね。
―― 本日はありがとうございました!